こんにちは!あなたの健康と美容を応援するAyuです😊
「理由もなく、些細なことでイライラしてしまう…」
「常に何かに追われているような不安感がある…」
「気分の落ち込みが激しくて、自分がコントロールできない…」
そんな、ジェットコースターのような感情の波に、疲れ果てていませんか?
多くの人が、ストレスやイライラといった心の不調を、「自分の性格の問題だ」「心が弱いからだ」と、一人で抱え込み、自分を責めてしまいがちです。
でも、もし。
その心の不調が、あなたのせいではなく、単純な“栄養不足”が引き起こしているとしたら…?
実は、私たちの「心(メンタル)」の状態は、「体(フィジカル)」の状態と密接に繋がっています。
そして、その心と体を繋ぐ神経やホルモンの働きは、ビタミンやミネラルといった栄養素なしには、正常に機能することができないのです。
今回は、そんなストレスやイライラに悩むあなたの心を、内側からそっと支えてくれる「魔法の栄養素」について、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、なぜ心が不安定になるのか、そのメカニズムが分かり、科学的根拠に基づいた、新しいセルフケアの方法を手に入れることができます。
もう、一人で頑張らなくていい。栄養という最強の味方をつけて、穏やかで軽やかな心を取り戻しましょう。
▼体の疲れが心の不調に繋がることも…
慢性的な疲労感は、メンタルの不調を悪化させます。まずは体のエネルギー不足を解消したい、という方はこちらの記事からどうぞ。

なぜ?ストレスでビタミンが「大量消費」される衝撃の事実
まず知っておいてほしいのは、私たちがストレスを感じると、体内のビタミンやミネラルは、通常時の何倍ものスピードで消費されてしまうという事実です。
強いストレスを感じると、私たちの体は「臨戦態勢」に入ります。
心拍数を上げ、血糖値を上げ、全身を緊張させて、目の前の脅威(ストレス)と戦うか、逃げるかの準備をするのです。
この時、体をコントロールしているのが「自律神経」の中の「交感神経」であり、分泌されるのが「アドレナリン」や「コルチゾール」といったストレスホルモンです。
このストレス反応を引き起こすために、体はビタミンB群やビタミンC、マグネシウムといった栄養素を、まさに“弾薬”のように、ものすごい勢いで消費します。
つまり、ストレスフルな現代社会を生きる私たちは、意識して栄養を補給しない限り、常に栄養不足の危険にさらされていると言えるのです。
そして、心の安定に必要な栄養素が枯渇することで、さらにイライラや不安が募る…という、負のスパイラルに陥ってしまいます。
【幸せホルモンを作る】心の安定に不可欠な「ビタミンB6・D」
私たちの気分を左右するのが、「セロトニン」や「ドーパミン」といった、脳内の神経伝達物質です。
これらは、安心感や幸福感、やる気を生み出すことから、「幸せホルモン」とも呼ばれています。
この幸せホルモンが十分に作られていれば、私たちの心は安定し、穏やかでいられます。
そして、この幸せホルモンの“材料”となるのが、たんぱく質(アミノ酸)であり、その合成を助ける“職人”が、ビタミンB6とビタミンDなのです。
✨ ビタミンB6:セロトニン合成のキーマン
ビタミンB6は、幸せホルモン「セロトニン」や、やる気ホルモン「ドーパミン」、リラックスホルモン「GABA(ギャバ)」など、主要な神経伝達物質の合成に、補酵素として絶対に欠かせません。
ビタミンB6が不足すると、これらの幸せホルモンを十分に作ることができず、気分の落ち込みやイライラ、不眠の原因になります。
【もっと詳しく!】
ビタミンB6を含む「ビタミンB群」は、お互いに協力し合う「チーム」で働くことで、その力を最大限に発揮します。チーム全体の基本については、こちらの記事で詳しく解説しています。

✨ ビタミンD:太陽の光がもたらす、心のビタミン
別名「太陽のビタミン」と呼ばれるビタミンDも、セロトニンの合成を調整する重要な役割を担っていることが、近年の研究でわかってきました。
日照時間の短い冬に気分が落ち込みやすくなる「冬季うつ」も、日光を浴びる機会が減り、体内のビタミンDが欠乏することが一因と考えられています。
【もっと詳しく!】
「太陽のビタミン」とも呼ばれるビタミンDは、実は現代日本人の8割が不足していると言われています。その驚くべき正体と働きについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

【ストレスと戦う】抗ストレスホルモンの材料「ビタミンC」
ストレスを感じた時に、私たちの体(副腎)から分泌されるのが、ストレスと戦うためのホルモン「コルチゾール」です。
この抗ストレスホルモンを作るために、大量に必要とされるのがビタミンCです。
実は、私たちの体の中で、最もビタミンCの濃度が高い場所は、脳と、この副腎なのです。
それだけ、ストレス対応と脳機能にとって、ビタミンCが重要であるという証拠です。
慢性的なストレスにさらされている人は、常に副腎がフル稼働している状態。
あっという間にビタミンCが枯渇してしまい、ストレスへの抵抗力が弱まったり、免疫力が低下して風邪をひきやすくなったりします。
「ストレスが溜まると、肌が荒れる」というのは、ストレス対応でビタミンCが大量消費され、美肌のために使われる分がなくなってしまうから、という理由もあるのです。
【もっと詳しく!】
「美肌の王様」ビタミンCが持つ、シミ・シワ・ニキビにアプローチする3つのすごいパワーについては、こちらの記事で徹底解説しています。

【天然の精神安定剤】神経の興奮を鎮める「マグネシウム」
ビタミンと並んで、メンタルケアに絶大な効果を発揮するのが、ミネラルの一種である「マグネシウム」です。
マグネシウムは、興奮した神経を鎮め、心と体をリラックスさせる働きがあります。
幸せホルモン「セロトニン」の合成を助ける働きもあり、「天然の精神安定剤」とも呼ばれています。
しかし、マグネシウムはストレスによって尿から大量に排出されてしまう上、現代の食生活では非常に不足しやすいミネラルです。
マグネシウムが不足すると、
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神経が過敏になり、イライラしやすくなる
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筋肉が緊張し、肩こりや頭痛、こむら返りが起こりやすくなる
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寝つきが悪くなる
といった症状が現れます。
もしあなたが、常に体に力が入っていて、リラックスするのが苦手だと感じているなら、それはマグネシウム不足のサインかもしれません。
まとめ:あなたの心は、栄養でできている
ストレスやイライラと、ビタミン・ミネラルの深い関係、ご理解いただけましたか?
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✅ ストレスを感じると、体はビタミンB群・C・マグネシウムを大量に消費する。
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✅ 幸せホルモンを作るには、ビタミンB6とビタミンDが不可欠。
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✅ ストレスと戦うホルモンの材料は、ビタミンC。
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✅ 神経の興奮を鎮める“天然の精神安定剤”が、マグネシウム。
このストレス社会で日々を乗り越えているみなさんの中には、上手にストレスを発散させる方法を見つけている方もおらるかもしれませんが、それでも日常の中には知らず知らずのうちに体・脳にとってストレスだと感じることはたくさんありますよね。
そんな中で現れる心の不調は、決してあなたの弱さや性格のせいではありません。
それは、あなたの体が、ストレスと戦うために必死に栄養を使い果たし、「もう弾薬がありません!」と悲鳴を上げているサインなのです。
まずは、食事でレバーや豚肉、ナッツ類、緑黄色野菜、海藻類などを意識的に摂ること。
そして、必要であればサプリメントの力を借りて、あなたの心と体を、たっぷりの栄養で満たしてあげてください。
【もっと詳しく!】
生理前のつらいイライラや不調…。そんな女性特有の悩みを、栄養で和らげるための具体的な方法を、こちらの記事でご紹介します。

栄養という土台が整えば、あなたの心は、本来の穏やかさと強さを、きっと取り戻せるはずです。
頑張れば頑張るほどしんどい…と感じる方、それでも頑張るしかない時に少しでもお役に立てれば嬉しいです☺️
★★★ 次回予告 ★★★
さて、今回は「心の日中の安定」についてお話ししましたが、心の健康に欠かせない、もう一つの重要な要素があります。
それは、「夜の休息」、つまり「睡眠」です。
次回のテーマは、
「【睡眠の質を上げる】ぐっすり眠るためのビタミンB群とGABA、トリプトファン」
です!
「ベッドに入っても、なかなか寝付けない…」
「夜中に何度も目が覚めてしまう…」
そんな睡眠の悩みを、栄養学の観点から解決します。
睡眠の質を高め、最高の朝を迎えるための秘訣を徹底解説。お楽しみに!
今回も最後までお読みいただき、本当にありがとうございました😊