こんにちは!あなたの健康と美容を応援するAyuです😊
「最近、なんだか風邪をひきやすくなった気がする…」
「一度体調を崩すと、なかなか治らない…」
「周りで流行っていると、すぐにもらってしまう…」
そんな、ご自身の「免疫力」の低下を感じていませんか?
長かったマスク生活や過度なアルコール消毒。それらが私たちを守ってくれた一方で、私たちの免疫システムは、ウイルスや細菌と戦う“実践訓練”の機会が減り、少し“平和ボケ”してしまっているかもしれません。
その結果、マスクを外す機会が増えた今、冬だけでなく一年中、これまでかからなかったような感染症にかかってしまう…。そんな声も、あちこちで聞かれるようになりました。
私たちの周りには、ウイルスや細菌、カビといった無数の病原体が存在します。
そんな見えない敵から自分の体を守り抜くために、今こそ私たちは、自分自身の「免疫力」という名の“最強の軍隊”を、もう一度鍛え直す必要があります。
そして、その軍隊の能力を最大限に引き上げる鍵こそが、「ビタミンA・C・D・E」なのです。
今回は、この免疫力アップのための「最強栄養カルテット」について、徹底的に解説していきます。
薬に頼る前に、まずは自分の体を内側から強くする。
ウイルスに負けない“鉄壁のディフェンス”を手に入れましょう!
▼質の良い睡眠は、免疫力維持の土台です!
しっかり眠れていますか?睡眠不足は免疫力を低下させる最大の原因の一つ。栄養で睡眠の質を高める方法はこちらの記事で。

そもそも「免疫」とは?体の中の二段構えの防衛システム
「免疫」とは、私たちの体を病原体から守る、非常に精巧な自己防衛システムのこと。
このシステムは、大きく分けて二段階のディフェンスラインで構成されています。
【第1の壁】物理的なバリア「粘膜免疫」
まず、ウイルスや細菌が体内に侵入しようとした時、一番最初に立ちはだかるのが、目・鼻・口・喉・腸などの「粘膜」です。
健康な粘膜は、表面が粘液で潤っており、ウイルスなどを絡め取って、体の外に排出してくれます。いわば、お城の「お堀」や「城壁」のようなものです。
【第2の壁】体内のパトロール隊「全身免疫」
もし、この第1の壁を突破して、ウイルスが体内に侵入してしまった場合。
次に待ち受けているのが、血液中に存在する「免疫細胞(白血球など)」たちです。
彼らは、常に体中をパトロールしており、侵入者を見つけると、
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いち早く駆けつけて攻撃する部隊(自然免疫)
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敵の特徴を記憶し、ピンポイントで攻撃する特殊部隊(獲得免疫)
といった、様々なスペシャリストたちが連携して、敵を攻撃し、排除してくれます。
ビタミンA・C・D・Eは、この「粘膜の壁」と「免疫細胞の軍隊」、その両方を強化するために、それぞれが重要な役割を担っているのです。
【粘膜強化】最前線の城壁を守る「ビタミンA」
免疫力アップの第一歩は、そもそも「敵を体内に入れない」こと。
そのために不可欠なのが、粘膜の守護神「ビタミンA」です。
ビタミンAは、目・鼻・喉などの粘膜を健康に保ち、潤いを与える働きがあります。
粘膜が乾燥していると、バリア機能が低下し、ウイルスがやすやすと細胞に付着・侵入してしまいます。
冬にインフルエンザなどが流行しやすいのは、空気が乾燥し、粘膜のバリア機能が低下することも大きな原因の一つ。
ビタミンAは、この最前線のディフェンスラインを強固にしてくれる、免疫の門番なのです。
【もっと詳しく!】
「食べる美容液」とも呼ばれるビタミンA。その驚くべき美肌効果の秘密については、こちらの記事で詳しく解説しています。

【ビタミンAが豊富な食材】
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レバー、うなぎ、バター、卵黄
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緑黄色野菜(人参、かぼちゃ、ほうれん草など)※体内でビタミンAに変わるβ-カロテンとして含まれる
【白血球を応援】免疫細胞を直接サポートする「ビタミンC」
もし、敵が体内に侵入してしまったら…
次に活躍するのが、免疫細胞の応援団長「ビタミンC」です。
ビタミンCは、
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免疫細胞(白血球)の働きを活性化させる
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自らが強力な抗酸化作用で、ウイルスと戦う
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体内に侵入したウイルスを弱体化させる
といった、多彩な働きで免疫システムを直接サポートします。
風邪のひきはじめにビタミンCを大量に摂ると良い、と言われるのは、この働きを期待してのことです。
また、ビタミンCはストレスによって大量に消費されるため、心身のストレスが多い人ほど、意識して補給しないと免疫力が低下しやすくなります。
【もっと詳しく!】
「美肌の王様」ビタミンCが持つ、シミ・シワ・ニキビにアプローチする3つのすごいパワーについては、こちらの記事で徹底解説しています。

【ビタミンCが豊富な食材】
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パプリカ、ブロッコリー、キウイフルーツ、柑橘類、いちご
【免疫の司令塔】システム全体を調整する「ビタミンD」
近年、免疫力アップの文脈で、最も注目されているのが「ビタミンD」です。
ビタミンDは、もはや単なる骨のビタミンではありません。
体中のほぼすべての免疫細胞には、ビタミンDを受け取るための「受容体」が存在することが分かっており、ビタミンDは免疫システム全体を調整する“司令塔”のような役割を担っているのです。
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異物を攻撃する指令を出す
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過剰な免疫反応(アレルギーなど)を抑える
といった、免疫のアクセルとブレーキの両方をコントロールしています。
体内のビタミンD濃度が低い人は、感染症にかかりやすく、重症化しやすいという研究報告も多数あります。
しかし、ビタミンDは食品から摂るのが難しく、現代人の多くが不足しているビタミンの代表格。日光浴やサプリメントでの補給が非常に重要になります。
【もっと詳しく!】
「太陽のビタミン」とも呼ばれるビタミンDは、実は現代日本人の8割が不足していると言われています。その驚くべき正体と働きについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

【ビタミンDが豊富な食材】
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サケ、いわし、さんまなどの魚類
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きのこ類(特にきくらげ、干ししいたけ)
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卵
【細胞の守護神】酸化ダメージから守る「ビタミンE」
ビタミンCと同様に、強力な抗酸化作用を持つビタミンEも、免疫力アップに欠かせない名脇役です。
ウイルスなどの病原体と戦う際、私たちの体では大量の活性酸素が発生します。
この活性酸素は、敵だけでなく、味方であるはずの自分自身の細胞、特に免疫細胞の膜を傷つけてしまうことがあります。
ビタミンEは、この酸化ダメージから免疫細胞を守り、免疫軍団が最高のコンディションで戦えるようにサポートしてくれるのです。
【もっと詳しく!】
なぜ、ビタミンEが「若返りのビタミン」と呼ばれるのか?その驚くべき「抗酸化作用」の秘密については、こちらの記事で詳しく解説しています。

【ビタミンEが豊富な食材】
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アーモンドなどのナッツ類、アボカド、かぼちゃ、植物油
まとめ:ビタミンACE+Dの鉄壁ディフェンスで、負けない体を作る
免疫力アップのための、最強栄養カルテット。その役割をご理解いただけたでしょうか?
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✅ ビタミンA → 粘膜のバリアを強化し、敵の侵入を防ぐ!
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✅ ビタミンC → 免疫細胞を活性化させ、侵入した敵を攻撃!
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✅ ビタミンD → 免疫システム全体を調整する、最強の司令塔!
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✅ ビタミンE → 酸化から免疫細胞を守る、頼れる守護神!
これら「ビタミンACE+D」は、それぞれが異なる持ち場で働きながら、お互いに協力し合って、私たちの体を守ってくれています。
どれか一つではなく、すべてをバランス良く摂ることが、ウイルスや細菌に負けない“鉄壁の体”を作るための鍵なのです。
まずは、日々の食事に、カラフルな野菜や果物、きのこ、魚などを意識的に取り入れることから始めてみませんか?
栄養という名の最強の鎧を身につけて、どんな季節も健康で、元気に乗り切りましょう!
★★★ 次回予告 ★★★
さて、今回は感染症という外敵から体を守る「免疫」の話でしたが、次回は、女性特有の“内なる不調”に焦点を当てます。
多くの女性が毎月のように悩まされている、あのツラい症状です。
次回のテーマは、
「【つらいPMS・生理不順に】女性ホルモンのバランスを整えるビタミンB6,Eとマグネシウム」
です!
理由もなくイライラしたり、体が重く感じたり…。
そんな月経前の不快な症状「PMS」が、なぜ起こるのか?そして、どんな栄養素がその緩和に役立つのか?
女性なら誰もが知っておきたい、自分の体と上手に付き合うためのヒントを、徹底解説します。お楽しみに!
今回も最後までお読みいただき、本当にありがとうございました😊