こんにちは、Ayuです😊
「体にいいから、しっかり摂らなきゃ!」
「美容のために、この成分は多めに…」
健康や美容を意識して、サプリメントをいくつか飲んでいるあなた。
その習慣、本当に素晴らしいです!
でも、その「良かれと思って」という気持ちが、気づかぬうちに“摂りすぎ(過剰摂取)”に繋がってしまっているとしたら…?
健康のために始めたはずが、実は体に負担をかけていることもあるんです💦
今回は、そんな「サプリの過剰摂取」の危険性について、そして、サプリと安全に付き合っていくための正しい知識を、やさしく解説していきますね。
この記事を読めば、あなたのサプリ習慣が本当に安全かを確認でき、自信を持って健康づくりを続けられるようになりますよ✨
そもそも「過剰摂取」ってどういうこと?
「過剰摂取」とは、その名の通り、特定の栄養素や成分を、体が必要とする量以上に摂りすぎてしまうことを指します。
「たくさん摂れば、もっと効果があるはず!」と思いがちですが、私たちの体が一度に吸収・利用できる栄養素の量には限界があります。その限界を超えた分は、体の外に排出されたり、あるいは体内に蓄積されて、かえって不調の原因になってしまったりするんです。
特に、成分がギュッと凝縮されているサプリメントは、手軽な分、知らず知らずのうちに過剰摂取に陥りやすいので注意が必要です。
【知らないと怖い】過剰摂取が引き起こす3つのリスク
具体的に、どんなリスクがあるのでしょうか?特に注意が必要な3つのカテゴリーに分けて見ていきましょう。
⚠️ リスク①:ビタミンの過剰摂取
ビタミンは、水に溶けやすい「水溶性」と、油に溶けやすい「脂溶性」で、リスクの大きさが異なります。
特に注意!脂溶性ビタミン(A・D・E・K)
これらは体に蓄積されやすいため、過剰摂取の影響が出やすいビタミンです。
ビタミン | 過剰摂取による主なリスク例 |
ビタミンA | 吐き気、頭痛、皮膚の乾燥(※特に妊婦さんは胎児への影響も懸念されるため要注意) |
ビタミンD | 高カルシウム血症(血液中のカルシウムが増えすぎる)、腎臓の機能障害 |
ビタミンE | 血液が固まりにくくなる(出血傾向) |
ビタミンK | 特定の血液の薬(ワルファリンなど)の効果を弱める |
【もっと詳しく!】
この「体に蓄積されやすい」という脂溶性ビタミンの性質は、サプリの効果を理解する上で非常に重要です。こちらの記事で、水溶性ビタミンとの違いを詳しく解説しています。

水溶性ビタミン(B群・C)
これらは尿として排出されやすいため、比較的安全とされていますが、極端な大量摂取は禁物です。
ビタミン | 過剰摂取による主なリスク例 |
ビタミンC | 下痢、腹痛、吐き気などの胃腸症状 |
ビタミンB6 | 長期間の大量摂取で、手足のしびれや感覚麻痺などの神経障害 |
⚠️ リスク②:ミネラルの過剰摂取
ミネラルは、体の機能を正常に保つために不可欠ですが、バランスが非常に重要。摂りすぎは、他のミネラルの吸収を邪魔してしまうこともあります。
ミネラル | 過剰摂取による主なリスク例 |
鉄 | 吐き気、便秘、胃の不快感、肝臓への負担 |
カルシウム | 高カルシウム血症、腎結石、他のミネラルの吸収阻害 |
亜鉛 | 吐き気、免疫機能の低下、善玉コレステロールの減少、銅の吸収阻害 |
特にミネラルは、複数のサプリ(マルチビタミン+鉄サプリなど)で重複しやすいので気をつけましょう。
【もっと詳しく!】
「じゃあ、どんなマルチビタミンを選べば、重複のリスクが少ないの?」と思ったあなたへ。目的別の賢いマルチビタミンの選び方を、こちらの記事で徹底解説しています。

⚠️ リスク③:ハーブ・機能性成分の過剰摂取
天然由来の成分も、摂りすぎには注意が必要です。
-
セントジョーンズワート: 他の多くの薬の効果を弱めてしまう相互作用が有名です。
【もっと詳しく!】
このように、サプリと薬の飲み合わせには、非常に注意が必要です。こちらの記事で、特に危険な組み合わせをリストアップして解説しています。

-
イチョウ葉: 血液をサラサラにする作用があるため、手術前や特定の薬を飲んでいる人は出血のリスクが高まります。
なぜ?サプリの過剰摂取が起きてしまう3つの原因
「気をつけているつもりなのに…」なぜ過剰摂取は起きてしまうのでしょうか。よくある原因を見ていきましょう。
原因①:「良かれ」と思って複数のサプリを併用している
「美容のためにコラーゲンとビタミンCを」「疲れ対策にマルチビタミンを」「貧血予防に鉄を」…
このように目的別にサプリを増やしていくと、知らずに同じ成分を重複して摂っていることがよくあります。
原因②:「もっと効くはず」という思い込み
効果を早く実感したいあまり、パッケージに書かれた目安量の2倍、3倍と飲んでしまうケース。
しかし、先ほどお話しした通り、これは効果が上がるどころか、副作用のリスクを高めるだけの危険な行為です。
原因③:食事からの栄養を計算に入れていない
例えば、レバーや緑黄色野菜をたくさん食べる食事をした日に、ビタミンAのサプリを飲むと、合計の摂取量が上限を超えてしまう可能性があります。
「食事+サプリ」でトータルの栄養量を考える視点が大切です。
【今日からできる】過剰摂取を防ぐための安全ルール
サプリと安全に付き合っていくために、この4つのルールをぜひ守ってくださいね。
ルール①:パッケージの「目安量」は神様の言葉!
これが一番重要です!パッケージに書かれている「1日の摂取目安量」は、メーカーが安全性と効果を考えて設定したものです。絶対に自己判断で超えないようにしましょう。
ルール②:今飲んでいるサプリの「成分棚卸し」をしてみる
一度、今飲んでいるサプリを全部並べて、それぞれのパッケージ裏の成分表示を見比べてみてください。「あ、こっちにもビタミンB群が入ってた!」といった、意外な重複が見つかるかもしれません。
最近では便利なAIに飲んでいるサプリを全部伝えると、必要量を超えているか足りないかを教えてくれるので食事の見直しや、サプリの断捨離をするのにとても参考になりますよ😊
【もっと詳しく!】
「サプリ、色々飲みすぎて、何が何だか分からなくなってきた…」そんなあなたのための、「賢いサプリの断捨離術」を、こちらの記事で詳しく解説します。
【サプリの組み合わせ術】飲む量を減らして効果を最大化!賢い断捨離と選び方】
(9月30日 公開予定!お楽しみに♪)
ルール③:始める時は「1種類ずつ」試す
新しいサプリを始める時は、一度に複数ではなく、1種類ずつ試すのがおすすめです。
そうすれば、もし体に合わなかった場合も、原因が特定しやすくなります。
ルール④:「毎日飲むこと」自体を一度見直してみる
「サプリは毎日飲むもの」が基本ですが、体調が優れない時や、検査前などはお休みすることも大切です。こちらの記事も参考に、安全な続け方を確認してみてくださいね。

まとめ:多く摂るより「ちょうどよく」が最強!
今回は、サプリの過剰摂取の危険性について詳しく解説しました。
-
サプリの摂りすぎは、効果がないばかりか、体に害を及ぼすリスクがある。
-
特に脂溶性ビタミン(A,D,E,K)とミネラルは、過剰摂取に要注意!
-
「目安量を守る」「成分の重複をチェックする」ことが安全への鍵。
サプリメントは、正しく使えば私たちの健康を力強くサポートしてくれる、素晴らしい味方です。
「たくさん摂る」ことから、「自分に必要な量を、賢く摂る」ことへ。
その意識の転換が、あなたの健康と美容を、より確かなものにしてくれますよ。
あなたのサプリ習慣が、より安全で、より良いものになることを願っています🥰
最後までお読みいただき、ありがとうございました!✨