こんにちは!あなたの健康と美容を応援するAyuです😊
「階段を上るだけで、息が切れる…」
「めまいや立ちくらみがひどくて、朝起きるのがツラい…」
「常にだるくて、顔色が悪く、爪ももろくなってきた…」
そんな貧血のような症状に、悩まされていませんか?
「きっと鉄分不足だ」と思って、鉄分のサプリを飲んだり、ほうれん草をたくさん食べたり…
でも、なぜか一向に良くならない。
そして、病院の健康診断では、血液検査の「ヘモグロビン(Hb)」の数値は基準値内で、「貧血ではありませんね」と言われてしまう…。
「じゃあ、このツラい不調の原因は、一体何なの?」
もし、あなたがそう感じているなら、それは「隠れ貧血」、専門的には「潜在性鉄欠乏症」かもしれません。
これは、通常の健康診断では見逃されてしまう、非常に多くの女性が抱える深刻な問題なのです。
今回は、そんな貧血改善の新常識、
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あなたの不調の本当の原因、「隠れ貧血」とは?
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鉄分サプリが効かない理由と、正しい選び方
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鉄分の吸収率を劇的に上げる、魔法のパートナー
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鉄剤の副作用と、その対策
について、徹底的に解説していきます。
もう、原因不明の不調に悩まない。正しい知識で、本当の貧血改善を目指しましょう!
▼PMSや生理不順の悩みも、実は貧血と深く関係しています。
毎月の不調に悩む方は、こちらの記事も合わせて読むと、より根本的な解決に繋がります。

あなたの不調の正体。「隠れ貧血(フェリチン不足)」とは?
まず、知っておいてほしい衝撃の事実。
それは、健康診断の血液検査で測る「ヘモグロビン(Hb)」の数値が正常でも、体の中の鉄分がカラカラに枯渇しているケースがある、ということです。
私たちの体の中の鉄分は、大きく分けて2つの状態で存在しています。
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【機能鉄】(約70%)
血液中で酸素を運ぶ「ヘモグロビン」として、今まさに働いている鉄。健康診断で測るのは、この数値です。 -
【貯蔵鉄】(約30%)
肝臓などに「フェリチン」という形で貯金されている、予備の鉄。機能鉄が不足した時に、ここから引き出されて使われます。
通常の健康診断では、この「貯蔵鉄(フェリチン)」の量は測りません。
そのため、貯金(フェリチン)がほとんどゼロに近い状態でも、なけなしのお金(機能鉄)をかき集めてなんとかやりくりしているため、ヘモグロビンの数値上は「正常」と判断されてしまうのです。
これが、「隠れ貧血」の正体です。
体の鉄分タンクは、とっくに空っぽ。常に自転車操業で、いつガス欠になってもおかしくない、非常に危険な状態なのです。
隠れ貧血の主な症状
激しい疲労感、だるさ
めまい、立ちくらみ、頭痛
動悸、息切れ
気分の落ち込み、イライラ、集中力の低下
抜け毛、枝毛、爪がもろくなる
肌荒れ、顔色が悪い
氷が無性に食べたくなる(異食症)
もし、これらの症状に複数当てはまるなら、あなたは隠れ貧血かもしれません。
気になる方は、内科や婦人科で「フェリチンの値を測ってください」とお願いしてみましょう。
【もっと詳しく!】
寝ても寝ても疲れが取れない…。そんな、何をしても取れない「慢性疲労」の原因と、鉄分やビタミンB群を使った具体的な対策を、こちらの記事で詳しく解説しています。

なぜ?鉄分サプリが効かない理由と、正しい鉄の種類
「鉄分サプリを飲んでるのに、効果がない…」
その原因は、あなたが選んでいる鉄分の「種類」と「摂り方」にあるかもしれません。
鉄分には、大きく分けて2つの種類があります。
① ヘム鉄
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多く含まれる食品:レバー、赤身肉、カツオやまぐろなどの魚類
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特徴:
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体に吸収されやすい(吸収率15〜25%)
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他の食品からの吸収阻害を受けにくい
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② 非ヘム鉄
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多く含まれる食品:ほうれん草、小松菜、ひじき、大豆製品など
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特徴:
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体に吸収されにくい(吸収率2〜5%)
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お茶やコーヒーに含まれるタンニン、玄米などに含まれるフィチン酸など、様々な成分によって吸収が邪魔されやすい
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👩「えっ、ほうれん草って鉄分が多いイメージだったけど、ほとんど吸収されてなかったんだ…!」
👨⚕️「その通りです。植物性の非ヘム鉄だけで貧血を改善するのは、非常に難しい。だからこそ、サプリメントで効率よく補う場合、吸収率の高い『ヘム鉄』を選ぶことが、効果を実感するための重要なポイントになります。」
市販の安価な鉄分サプリの多くは、吸収率の低い「非ヘム鉄」で作られています。
もし、あなたが今飲んでいるサプリの効果を感じられないなら、一度パッケージの裏側を見て、「ヘム鉄」と書かれているか確認してみてください。
吸収率を劇的に上げる!魔法のパートナー「ビタミンC」
ヘム鉄を選ぶことに加えて、鉄分の吸収率をさらに高める、最強のパートナーがいます。
それが、「ビタミンC」です。
【もっと詳しく!】
「美肌の王様」ビタミンCが持つ、シミ・シワ・ニキビにアプローチする3つのすごいパワーについては、こちらの記事で徹底解説しています。

ビタミンCには、吸収されにくい「非ヘム鉄」を、体に吸収されやすい形に変換してくれるという、素晴らしい働きがあります。
また、鉄分は体内で活性酸素を発生させやすいというデメリットがありますが、ビタミンCの強力な抗酸化作用が、そのダメージから体を守ってくれます。
「鉄分+ビタミンC」
この2つは、貧血改善を目指す上で、絶対に欠かせない黄金コンビなのです。
【ビタミンCが豊富な食材】
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パプリカ、ブロッコリー、ピーマンなどの野菜
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キウイ、いちご、レモン、柑橘類などの果物
病院の「鉄剤」の副作用と、その対策
隠れ貧血が深刻な場合、医師から鉄剤が処方されることがあります。
鉄剤は、サプリメントよりも鉄分の含有量が圧倒的に多く、効果も高いですが、一方で副作用に悩まされる方も少なくありません。
【鉄剤の主な副作用】
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吐き気、胃のむかつき
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便秘、または下痢
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便が黒くなる(これは鉄が吸収されずに排出されているだけなので、心配いりません)
これらの胃腸症状は、鉄剤が胃の粘膜を刺激することで起こります。
もし副作用がツラい場合は、自己判断で中断せず、必ず医師に相談してください。
食後に服用したり、副作用の出にくい種類の鉄剤に変えてもらったりすることで、症状が和らぐ場合があります。
まとめ:正しい知識で、鉄分を体に届けよう
原因不明の不調の正体、「隠れ貧血」。
そして、その改善のための、正しい鉄分の摂り方。ご理解いただけましたか?
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✅ 健康診断で正常でも、貯蔵鉄(フェリチン)が枯渇した「隠れ貧血」の可能性がある。
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✅ 鉄分には吸収されやすい「ヘム鉄」と、されにくい「非ヘム鉄」がある。
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✅ サプリで選ぶなら、断然「ヘム鉄」がおすすめ!
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✅ 「ビタミンC」と一緒に摂ることで、吸収率は劇的にアップする!
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✅ 鉄剤の副作用がツラい時は、自己判断でやめず、必ず医師に相談を。
特に、毎月の月経で多くの鉄分を失う女性にとって、鉄分補給は一生の課題と言っても過言ではありません。
しかし、ただやみくもに摂るだけでは、効果が出ないどころか、胃腸に負担をかけてしまうことも。
正しい知識を身につけ、質の良い鉄分を、最高のパートナーであるビタミンCと一緒に、効率よく体に届けてあげましょう。
酸素が体の隅々まで行き渡る、軽やかで活力に満ちた毎日が、あなたを待っています。
【もっと詳しく!】
鉄分不足は、PMS(月経前症候群)の症状を悪化させる一因にもなります。生理前のつらいイライラや不調を、栄養で和らげるための具体的な方法を、こちらの記事でご紹介します。

★★★ 次回予告 ★★★
さて、今回は血液の「質」に関わる貧血の話でしたが、次回は血液の「流れ」、つまり「血行」に焦点を当てます。
多くの人が悩む、あのツラい症状です。
次回のテーマは、
「【肩こり・冷え性改善】血行促進で体の内側から温めるビタミンEとナイアシン」
です!
「冬でもないのに、手足が氷のように冷たい…」
「何をしても治らない、ガチガチの肩こり…」
その原因は、血行不良にあるかもしれません。体の内側から巡りを良くし、ポカポカの体を手に入れるための栄養学を徹底解説します。お楽しみに!
今回も最後までお読みいただき、本当にありがとうございました😊